老人ホームの種類について@

・老人ホームの種類は10種類あり、下記の高齢者入居施設の総称です。

 

◆介護保険施設

◍老人福祉施設(特別養護老人ホーム)

・65歳以上の高齢者(老人福祉法では40歳以上)で、要介護1〜5に認定された方を対象とした入居サービスの施設です。特別養護老人ホームとも呼ばれています。自宅で適切な介護を受けることが困難な方が入居できます。全国に約5.300施設あります。

 

◍老人保健施設(老人リハビリ病院)

・65歳以上の要介護認定者で、病状が安定し、リハビリテーションに重点をおいた医療ケアと介護が必要な方が入居できる医療施設です。入居期間は各施設の判定会議で決定されます。全国に約3.100施設あります。

※入居相談は各老人健康施設へ直接、問い合わせてください。

 

◍療養医療施設

・65歳以上の要介護認定者で、病状が安定し、継続的に医療サービスを受けながら長期療養が必要な方が入居できる医療施設です。療養医療施設は減少傾向にあります。また、2011年に廃止される予定になっています。全国に約3.770施設あります。

※入居相談は各療養医療施設へ直接、問い合わせてください。

 

老人ホームの種類についてA

◍養護老人ホーム

・65歳以上で、身心上の障害および所得が低いなどの経済的な理由から家庭での養護が困難と認定された方を対象にした入居型老人福祉施設です。入居の判定は、当該の養護老人ホームを管轄する福祉事務所が決定します。

※入居相談は福祉事務所または市町村役場へ直接、問い合わせてください。

 

◍経費老人ホーム

・低料金で高齢の方を入居させ、日常生活上必要な便宜の供与することを目的とした福祉施設です。下記の3種類があります。

※入居相談は下記の各施設へ直接、問い合わせてください。

 

★A型・軽費老人ホーム:収入が少なく(利用料の2倍以下の収入)、家族がいないか、家庭の事情などで家族との同居が困難な方が対象になります。

 

★B型・軽費老人ホーム:家庭環境や住宅事情などにより家族との同居が困難な方が対象になります。ただし、自炊ができることが条件です。

 

★ケアハウス:自炊ができない程度の身体的機能の低下があるか、高齢の為1人で生活するのに不安があり、家族による援助を受けるのが困難な60歳以上の方が対象になります。施設内は独立して生活できるようにバリアフリーなど生活環境が整備されています。

 

老人ホームの種類についてB

◍グループホーム(認知症老人共同生活介護):認知症、障害者をはじめとする要支援・要介護認定者が5〜6人程度の少人数で共同生活を送り、家庭的な環境の中で日常生活の支援や機能訓練を行う介護保険特定施設です。全国に約6.400施設あり、人気の高い介護施設です。

 

◍有料老人ホーム:常時10人以上の高齢者を入居させ、食事や入浴などの日常生活に必要な便宜を供与することを目的とした施設です。老人福祉施設ではありませんが、老人福祉歩で保護規定があります。利用料はすべて入居者負担です。

・厚生労働省が定める『有料老人ホーム設置標準指導指針』により、平成14年10月から3種類型に分類されることになりました。

・3種類のそれぞれの違いは『介護サービスの提供方法』の違いによるものです。

 

◍高齢者ケア付住宅:高齢者を対象とした集合住宅で、公営のケア付住宅から民営の高齢者下宿まで様々な種類がありますがこの施設は介護施設ではありませんので、要介護状態になった場合は在宅サービスを利用するか、他の介護施設に転居しなければなりません。

 

◍老人短期入居施設:併設型と単独型があります。介護者の病気や冠婚葬祭、旅行などの理由で自宅での介護が一時的に困難になった方を短期間入居させることができる福祉施設です。

 

◍生活支援ハウス:高齢者に対して介護支援機能、居住機能および地域住民との交流機能などを提供する福祉施設です。高齢者生活福祉センターとも呼ばれています。今日では老人福祉施設退去者の受け入れ先になっています。

 


 
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